100%CRAFTについて

1994年、小さなデザイン事務所としてスタートした私たちは、
30年にわたり「お店の“顔”をどう見せるか」を探求し続けてきました。
その道のりの中でたどり着いたのが、
たった一台で空間の印象を変え、お店の世界観を語り、
記憶に残る、本物の看板です。

100%CRAFTは、そんな“存在感と世界観”をかたちにした、
クリエイターとクラフトマンによる
ハンドメイド看板専門のオンラインショップ。
見た目の美しさはもちろん、ブランドの象徴としてお店に立つ
「シンボル」としての力を大切にしています。

製作中の看板に触れる職人の画像

看板は、かつて工芸だった。

一昔前、看板はすべて職人の手描きでした。
ベースになるのは主に鉄板。重くて、描いたら簡単には消せない。
その一枚に、筆と塗料で魂を込める。
それが、かつての“看板づくり”でした。

やがて、時代は変わります。
1980年代にインクジェットプリンターの登場、軽くて扱いやすいパネル素材の普及。
出力されたデザインをシールで貼って完成するような
「早くて安くてキレイ」な看板が主流になっていきました。

効率化の波に押され、筆を握っていた職人たちは次々と現場を離れていきました。
看板づくり本来の在り方にこだわっていた人たちは、
その手間や意味が次第に失われていくことに違和感を覚え、
やがて静かに現場を後にしたのです。

かつての職人たちは、芸大、美大を出てこの道を選ぶ人も多く、
彼らはただの業者ではなく、アーティストであり、工芸家でもありました。

だから100%CRAFTは、
そんな志を今も持ち続けている数少ない職人さんたちと一緒に立ち上げた
ものづくりのプロジェクトです。

看板職人が鉄の看板に筆で塗装を施す画像

そして、いま。
100%CRAFTが届けたいもの。

私たちがつくるのは、そんな本来の看板職人たちがいた頃のような、重厚で味のある看板。
けれど、かたちは“いま”を生きる空気感をまとったデザインです。

素材は使い込むほどに深みがましていく鉄や木など。
どれも空間に強い存在感をもたらし、ただそこに置かれているだけで場の空気を変えます。

看板(商品名:RUST)の写真

100%CRAFTの看板は、ただの“表札”ではありません。
それだけでお店の世界観をつくる、シンボル(ブランドの象徴)としての力を持っています。

溶接作業をする看板職人の画像

すぐには届かないけれど、
大切に届けたいものがあります

湘南の小さな工場で、職人が一つひとつ手作業で製作しています。
海外生産でも、大量生産でもありません。

ご注文をいただいてから製作を始めるため、
完成までには約2週間ほどお時間をいただいています。

今どきの看板ネット通販のように、簡単に注文して、ぽちっとしたらすぐ届く——
そんなスタイルとは少し違います。

私たちが手がけるのは“お店の象徴”となる大切な看板。だからこそ、時間をかけて、丁寧に、想いを込めてつくっていきたいと考えています。

たとえば、黒皮鉄の特殊塗装や鉄さび加工、ステンレスの仕上げなどは、天候や湿度によって表情が変わり、ときには思い通りに仕上がらないこともあります。そんなとき職人は迷わず一からつくり直し、納得できるかたちになるまで向き合います。

便利さは一瞬で手に入りますが、本当にいいものは、ずっと長く残ります。
その分、きっとご満足いただける——そう信じて、私たちは看板をつくっています。

少しだけ、完成までの時間を見守っていただけたらうれしいです。

筆を選ぶ看板職人の画像

時間をかけて、ひとつずつ。

時間をかけて丁寧につくることを、大切に。
量産はできなくても、
その一台が空間の空気を変えるような力を持つこと。
それが100%CRAFTの看板。

まだラインナップは少ないけれど、これからもひとつひとつ、
誠実に、じっくりと、増やしていきます。

日本中の街角に、“そのお店らしさ”がきちんと見える風景を。
そんな未来を、100%CRAFTの看板とともに描いていけたらと思っています。

外を見つめる看板職人の画像